私は現在フリーランスでライターをしています。
色々な仕事を経験して現在の形に落ち着いたわけですが、今回は私が経験した中でも一番印象に残っている解体作業のアルバイトについてお話したいと思います。
私が解体作業のアルバイトをしていたのは20歳の1年間ほどです。
解体作業に興味がある方はもちろん、短期バイトとして今でも頻繁に募集がかかるものなので即金が欲しい方などもぜひ参考にしてみてください。
目次
建築現場のバイトの仕事内容は？
建築現場に行って、現場監督さんの指示に従って廃材の運搬をするのが主な仕事内容になります。
どういった現場かはその地域によっても異なると思います。
が、私が働いていた都内ではビルや大きな建物の現場が多かったです。
それぞれの現場によって運ぶものも変わってきます。
が、基本的にアルバイトの場合は大きなものというよりは細かなものをたくさんという感じ。
現場内で解体されて溜まっていく廃材を外に運び出していきます。
物によっては1人では持てないものもあり、そういった場合は二人で協力しながら運び出します。
そういった事もあって、一つの現場に行くアルバイトの数も比較的多く、経験した中で大きい場所ですと30人くらいのアルバイトスタッフがいました。
内容としては以上なので、作業自体は非常に単純です。
力仕事なのでとにかく体力勝負というバイトです。
が、スタッフ間で指示以外でコミュニケーションを取ったりする事もほとんどなく黙々と廃材を運ぶだけ。
なので、体力に自信があれば誰でもできると思います。
建築現場アルバイトの時給は？交通費は支給されるの？
時給ではなく日給制でしたが拘束時間は8時間でした。
なので、時給換算すると1,000円ですね。
夜遅い時間帯ということはまずなく、反対に朝6時集合など朝早いバイトなので手当などは特にありません。
交通費に関しては基本的に出ます。
作業現場が駅からすぐという場合はあまりありません。
駅から遠い場合は駅集合でそこからみんなで社員さんの車で移動するという形でした。
帰りも現場で解散後に駅まで車で送ってもらえて帰宅という流れです。
建築現場アルバイトのシフトの条件は？
私が働いていた会社では週4以上という決まりがありました。
が、この仕事は会社によってはかなり自由に出勤できる場所もありますね。
単発で1回だけだったり週に1,2日だけという募集も多いです。
また1つの現場で1～2ヶ月単位での契約という場合もありました。
シフトは2週間ごとに希望する休みを提出するかたち。
よほど作業員が少なくなってしまわないかぎり基本的に希望した日に休む事はできます。
特に覚えるものが多くないこともあって、人数を確保できれば誰がきても現場的に問題はありません。
なので、シフトは自由がききやすいです。
そういった事もあってかダブルワークで他と掛け持ちで働いている人も多かったです。
建築現場アルバイトの楽しいところ3選
解体作業のアルバイトで楽しいと思ったのは、次の3点です。
- 黙々とできるので体力アップに繋がる
- 色々な人と知り合いやすい
- 日払いが多い
まずは力仕事ということで、仕事をしているだけで体力がつきます。
あまり体力に自信がないという人でも１ヶ月くらいがんばれば、それまでとは体つきも変わってくるくらい体力、筋力が付くと思います。
ですので、ジムなどに通ったりする必要もありませんし、お金を稼ぎながら体力アップができます。
また、この仕事は単発や短期間での募集が多いこともあって、様々な人と知り合いやすい仕事でもあります。
言葉が必要ない事から留学生など外国人のバイトもいたり、色々な仕事をしてきた人や子供が生まれるから出産費用の足しにしたいなど、普通の仕事をしていては知り合えないような人と多く知り合う事ができます。
他にも日払いというメリットもあります（契約によっては月払いの場所もありますが、アルバイトは日払いでの募集が多いです）
現場で働いて、帰りに当日分の給料を手渡しでもらえるので働いた実感を感じやすいです。
面接してからの仕事につけるまでの期間も短いですし、すぐにお金が必要な人にとっては非常に助かる仕事です。
建築現場アルバイトのきついところ3選
解体作業のアルバイトできついと感じたのは次の3点です。
- とにかく体力を使う
- チリやホコリがすごい
- 怪我の可能性もある
まずは体力面です。
とにかく1日中動いているので体力の消耗が激しいです。
同じような業種の中でも常に物を持って動き回る必要があるので疲れやすいです。
感覚的にはマラソンをしている時に似ていて、無心で延々と物を運ぶような感じです。
また、休みが少ない場合は1～2日程度では体の疲れが抜けきらないという場合もあって、その次の仕事に行くのがとてもきつかった記憶もあります。
作業現場のチリやホコリもかなりすごいです。
基本的に既に壊してあるものを運ぶというよりは、解体しながら出た廃材を運ぶ形になり、常にチリや細かなホコリが舞っているのでマスクは必須です。
マスクをしていても鼻の部分が真っ黒になる事もあるくらい、現場によっては空気が悪いところもあります。
最後は怪我の可能性です。
そこまで危険な場所で作業をしたり鋭利なものを運んだりなどはありません。
が、解体している現場ということで足元が悪かったり重い物を運ぶ必要があります。
なので、怪我をしやすいです。
特に疲れてきた午後は一瞬の気の緩みで怪我してしまう事もあるので注意が必要でした。
経験者が語る！建築現場アルバイトの面接対策とは？
『指示通りに動けるかどうか』というのが一番重要になってくるところです。
面接では受けた指示をこなせる体力があるかどうかとやる気の2点が重要です。
体力面はスポーツなどをしていて自信があるのが理想的。
ですが、そうでなくても1日普通に働ければ問題はありません。
また働いていればだんだん慣れてくるのもあるので、病弱だったりしないかぎりは面接突破は可能だと思います。
次にやる気です。
これは本当に重要で、やる気がないスタッフが多いとそれだけ作業スピードが遅くなって結果的に皆で残業しなければならなくなってしまいます。
ですので、責任感をアピールしたりがんばる姿勢を伝えられれば雇ってもらいやすいです。
また解体作業の仕事は会社間の仕組みが複雑だったりする事も多く、アルバイトで契約をしているけれど外注以来で別の現場に派遣される事もあります。
そういった場合の会社のイメージを保つためにもやる気のある人が採用されるケースが多いです。
以上の2点だけ気をつければ、髪型などは厳しくないです。
変わった質問などもないので面接突破も難しくはありません。
建築現場アルバイトの恋愛事情は？
20～30代が一番多いです。
中には40代以降の方もいますが、やはり若くて体力のある年齢が一番多いです。
現場が短期間のものや単発の募集だとフリーターや学生も多く、反対に比較的長期間の現場ではベテランの落ち着いた年配の作業員の方も多かったです。
また、異性との出会いは全くといっていいほどないので期待しないほうがいいです。
先輩から聞いた話では非常に稀に女性の作業員の人もいるようですが、私はあったことはありませんでした。
建築現場バイトの評判を徹底調査！建築現場のバイトってきつい？楽？のまとめ
以上、解体作業のアルバイトについて紹介してきました。
これらをふまえて、解体作業のアルバイトは、
- 力仕事が好きな人
- コミュニケーションを取らず黙々と作業したい人
- 夜は働きたくない人
- 様々な人と出会って人生経験を豊かにしたい人
などに向いている仕事です。
反対に向いていないと思われるのは、
- 体を動かすのが嫌いだったり苦手な人
- 指示通りに動くのが嫌いだったり苦手な人
- 朝早いのが苦手な人
などです。
解体作業のアルバイトはきつい仕事の一つだと思います。
ですが、終わった時の爽快感は他では味わえないものがあります。
また、単発で気軽にお金を稼ぎやすいなどのメリットもあります。
私はこの仕事のおかげで肉体労働の過酷さを知る事ができました。
そして、そこで働く人達を尊敬するようになり、今まで以上に建物に対してありがたみを感じるようになりました。
若いうちしかなかなか経験し難い仕事だとも思います。
なので、ぜひ上記を参考にして解体作業のアルバイトについて検討してみてください。